可視化情報学会論文集に研究成果の論文が掲載されました

大学院修了生の桑久保さんが中心となって研究を行った、水と非水溶性物質の非定常撹拌混合に関する研究成果が可視化情報学会論文集に掲載されました。


石岡将史,桑久保朱音,川南剛,小寺賢,水と非水溶性物質の非定常撹拌混合に関する研究, 可視化情報学会論文集,Vol.43,No.9(2023-9),pp. 29-37.

  • 要約:本稿では,非定常攪拌混合である上下往復攪拌,及び正逆交互回転攪拌における水と非水溶性物質であるシリコーンオイルの流体挙動を解明することを目的としている.非定常攪拌が,混合挙動,速度場,せん断速度,撹拌動力などに及ぼす影響について,可視化実験および数値シミュレーションを用いて検討を行った.上下往復攪拌の結果,往復距離が短い,もしくは攪拌速度が大きいほど5往復目で水とシリコーンオイルの混合割合が増加することが判明した.正逆交互回転攪拌の結果,回転速度が大きくなるに従い広い範囲で水とシリコーンオイルが混合されることが判明した.さらに数値シミュレーションの結果から攪拌条件と熱挙動との関係が示された.
  • https://doi.org/10.3154/tvsj.43.29
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